学習院大学2021年度入試分析

学習院大学を2021.2に受けた人への結果分析と、2022年の学習院合格を目指すあなたに、現時点で提供できる分析を提供する。同時に自分のための備忘録でもある。

  

目次
1. 2021入試のデータ分析とわかること
  1-1. 2021学習院併願推奨学科とその結果【オフィス藤原予測】
  1-2. 2021学習院入試のまとめと次年度への予測

2. 2022学習院合格を目指す受験生へ伝えたい、正しい戦略

  

  

1,2021入試のデータ分析(志願者数、難易度予測)とわかること

 2021.2月入試において、学習院大学の変更点は以下のとおりである。

① 法学部と国際社会科学部において、プラス日程を廃止した。国際社会コア日程は募集増となった。

② 共通テスト利用型の入試を始めた。

 この変更による入試への影響は軽微だが、国際社会学部では倍率低下につながった。コア日程の募集人数は増加したが、志願者数は減ったからだ。データにすると、

※学部全体の平均であり、学科ごとの数字ではない。

※20募集とは2020年の募集人数であり、志願者とは志願者数である。

※偏差値は、増田塾基準の偏差値になる。河合塾偏差値に換算ならば、上記の数字に+2すればよい。

 以上のようになる。赤塗りが前年との募集人数の比較。青塗りが志願者数の比較。黄色が倍率の比較だが、2021の倍率は当然まだ出ないので、前年の倍率から、21の募集数と志願者数で計算したものである。その倍率の変動から予測される難易度の変化が緑列である。偏差値の数字は増田塾偏差値である。文学部プラス以下がないのは、理系受験だからであり、私文特化の増田塾データを使っているので、ここは計算に少し時間がかかる。

 見てわかるように、2021の志願者数は全体で10%減っている。特に減少が激しいのは文学部と理学部で、文学部は全体で25%以上の減少がみられる。易化は、法、国際社会、文コア、理コアの4学部で起こったと考えられる。倍率が20%程度低下するとみられる国際社会と文は、はっきりとした易化が起こるだろう。15%ダウンの法と理も、偏差値にして1程度の易化が起こったとみられる。そして偏差値1下がれば、合格率で10%程度上がるので、小さい話ではない。そして、上記を学科ごとに見ていくとさらなる分析ができて、併願校として受かりやすさ優先で行くならば、どの学科にすべきかという予測もできる。

  

  

☆ オフィス藤原予測 2021学習院併願推奨学科とその結果

※ 同学部内順位とは、同じ学部、日程の学科で、予測される倍率が低い順である。志願者÷募集人数で計算。

※ 偏差値は増田塾基準の偏差値になる。河合塾偏差値に換算ならば、上記の数字に+2すればよい。

※ ③の経済プラス日程の経済は、志願者が前年比86%で偏差値も下がりそうだが、前年が思いの外低かったので前年同様とした。

※ 推奨ではなかったが、2/6経済学部の日程は、経営学科の方がまだよい、と予測していた。志願者状況はおよそ同様であるが、経営学科の方が、少し倍率は低くなりそうである。

 以上のように、過去と今年のデータを分析していくと、河合塾やベネッセの予測偏差値が同じでも、もしくはかれらの予測を超えて、弊社には受かりやすい学科が分析可能である。そして上記のように、2021年度に関しても、予測はおよそすべて正解できたし、過去においても同様である。それをオフィス藤原に所属する生徒には提供している。併願校やすべり止めを検討するうえでは有用であるのは当然で、合否を分けるポイントはここにもある。当然だが、どのように受験日程を組み、どこを受けるかは合否を分ける。

 2021から始めた共通テスト利用入試は、一見志願者が殺到したように見えるが他大学と比較すれば、およそ同様か、想定よりやや低めの倍率になりそうである。したがって、河合塾が出していた事前予測のボーダーライン通りになるだろう。

 以上が、2021学習院入試でわかることである。下にまとめる。

  

☆ 2021学習院入試のまとめと次年度への予測

① 全体の志願者数は10%ダウンで、易化が進んでいる。
易化       ⇒ 文、国際社会
軽く易化              ⇒ 法、理
前年同様 ⇒ 経済

② 2018をピークに、倍率は年15%程度下がってきて、今年度も同様の傾向である。
したがって次年度、大きな入試システムの変更がなければ、ゆるやかな易化が続くだろう。

③ 今年から始めた共通テスト利用入試は、共通テスト利用型として一般的な志願者数だった。

  

  

2. 2022学習院合格を目指す受験生へ伝えたい、正しい戦略

 一般入試で学習院大学を第一志望で目指すにあたり(推薦も考えるなら話は別)、特別なことを意識する必要はない。次年度の入試システムが変更されれば別だが、今のところ、英語の外検利用や共通テスト必須などの変更は発表されていない。とすれば、通常の受験勉強を意識し学力を高めていけばよい。つまり、英語の4技能や外部試験などの「新しい入試」への対応は求められていないのだ。

 ただ、入試問題の特殊性はある。現代文は、関東私大の中でもっとも一般的でないと言える。また、文学部では地歴で論述問題が出題される。国際社会の英語は、早慶並みの難易度で合格最低点が異常に低くなる。このような、対策の必要性を感じさせる特殊性はあるが、どれも12月に入ったら対策を考える、で十分であろう。早くても11月で十分である。それまでは一般的な受験勉強を進め、基礎学力を高めていけばよい。言い換えれば、学習院を第一志望にするならやっておいた方がよいことは、12月までは特にない。

あえて言えば、9月ごろに一度か2度、学習院の過去問に挑んでみてほしい。敵(学習院の入試問題)を知れば、残りの勉強で意識すべきことが見えるかもしれない。これはどの大学を目指すうえでも同様だが、ある程度その大学を目指せる目途が立ったならば、まだ準備が足りなくても敵を知るべきである。

その上で、先に述べたように、学習院に寄せた演習を積んでいこう。文学部なら地歴の論述と漢文が必要になる。国際社会であれば、早慶レベルの難しい英語の問題への対応力が求められる。そして一番は、他大とは狙いと観点が違う、特殊な現代文への対応が合否を分けるだろう。自分は現代文講師なのだが、学習院にあわせた抜本的な策はない。わかるのは、他と求める能力のベクトルが違う、ということだ。2020年の過去問を使った解説動画があるので、気になる人はそれを見てほしい。

12月以降、これらへの対応を、演習を積み重ねることでやっていけばよい。以上が全体に言える、弊社として一般的な内容だが、併願校との関係や学力状況によって、「正しい学習方針」は細分化される。つまり、あなたたち一人一人の状況によって、アレンジされ最適化して、「正しい学習方針」になる。弊社「オフィス藤原」ではそういったサービスもあるので、よかったら検討してほしい。

  

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    難関大 私立文系 予備校「増田塾」の元教務部長。 現在は、現代文・小論文講師として出講している。

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